日本語ボランティアと学びに来る人との関係は、先生と学生のような関係より、お互い学び合うパートナーの関係に近いと思います。
日本語講師のように体系的に教えることを目指すボランティアもいるが、実際にパートナーのように学習者に寄り添うことができる人のほうがもっと人気です。
日本語を学びに来る人も、日本語検定試験に受かりたい人、日常会話だけ学びたい人、日本人の友だちや作りたい人、日本での生活上の悩みを相談し、話し相手を探したい人など、さまざまな目的をもっていると思います。
そのため、ボランティア側も、自分の目的を決めて、自分に合うお相手を探せばいいと思います。
日本人に限らず、日本での生活の先輩の立場からボランティアをはじめた外国人も少なくありません。
また、日本語ボランティア教室のある国際交流会館や市民センターでは定期的にボランティア養成講座が開催されます。
日本語ボランティアのためのワークショップを参加することや、経験者たちの感想などを聞くことができます。
養成講座の期間外でも、地域の国際交流会館では大体ボランティアの日頃の交流の場があるから、そこへ行けば気軽に見学できると思います。
教室によって、習熟度別学習(学習者を初級、中級、高級に分けて活動をする)ところと、学習者のニーズによって活動を行うところがあります。見学する前に行き先の教室のスタイルを電話でお問い合わせ、自分に合う教室を見つけましょう。
全国の日本語ボランティア教室
http://u-biq.org/volunteermap.html